我が国の内水面は、生業としての漁業だけでなく、食用魚等の種苗を生産する養殖業、レクリエーションとしての遊漁等様々な漁業活動が行われており、中山間地域の経済において重要な役割を果たしています。
しかし、我が国の河川や湖沼は小規模なものが多く、秩序ある採捕と積極的な増殖を行わなければ資源・漁場を維持できないことから、内水面漁協等に漁業権を免許することで増殖・漁場管理を行っていますが、人口減少と高齢化による組合員や収入の減少により、このような増殖・漁場管理が困難になっているほか、外来魚による被害、カワウの個体数増加によるアユ等の食害は内水面漁業に大きな影響を与えています。また、天然資源に依存するウナギ養殖業は、ウナギ属全体のワシントン条約附属書掲載の可能性など、事業をめぐる状況は厳しさを増しています。
このような状況を踏まえ、内水面漁業の振興に関する法律等に従い、これまで推進してきたICT導入等の成果をもとに、漁場を有効かつ効率的に管理・活用するとともに、このような取組の阻害要因となるカワウ・外来魚等による被害の防除・抑制対策、災害等の影響を受けた漁場における環境改善手法や種苗の効果的な育成・放流手法の検討・普及を総合的に推進し、内水面漁業の持続可能性を高め、活性化を図ることにより、遊漁等による利用を含め内水面水産資源の国民への安定的な供給等を行っていく必要があります。
このため、本事業においては、内水面漁業者等が行うICT遊漁券システムにより収集した遊漁者の動向等のデータを活用し、地域の人材と連携した効率的な漁場管理の方法等の検討・実行のほか、緊急・広域的に行うカワウ及び外来魚対策、内水面利用者等への啓発普及活動、ウナギの持続的利用に向けた資源管理体制の構築を総合的に推進し、もって内水面水産資源の国民への安定供給と内水面漁業の振興を図ることを目的とします。
令和8年度において実施予定の「内水面漁業・養殖業活性化総合対策事業」の事業実施主体を公募しますので、本事業の実施を希望される方は、下記に従い御応募ください。
なお、本公募は、令和8年度政府予算原案に基づいて行うものであるため、成立した予算の内容に応じて、事業内容、予算額等の変更があり得ることに御留意願います。





