現在、AI開発はGPUを用いた大規模言語モデル中心に進んでいるが、電力消費や環境負荷といった課題も深刻化している。こうした中、低消費電力で効率的な時系列処理が可能なリザバーコンピューティング(RC)が注目されている。本調査ではRCの最新動向の情報収集に加え、RCがAI技術等と比較して有効であると考えられる実装形態を整理するとともに、社会実装に向けた有効性を検証し、その道筋を示すことを目的とする。
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総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)において、日本発の破壊的イノベーションの創出を目指し、挑戦的な研究開発(ムーンショット)を推進するものとして、「ムーンショット型研究開発制度」が創設されました。本制度に基づき、NEDOは、ムーンショット目標のうち目標4「2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現」を担当する研究推進法人として、プログラムディレクター(以下「PD」という。)に公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)理事長の山地憲治氏を任命し、挑戦的な研究開発を推進しています。
本調査は、ムーンショット目標4にて実施中である「産業活動由来の希薄な窒素化合物の循環技術創出―プラネタリー・バウンダリー問題の解決に向けて」プロジェクトの伴走支援を目的とします。具体的には、将来的に自走可能な産業を興すことを前提に、本研究課題で開発中の『廃水(主に下水)の窒素化合物の回収技術』の国内外の普及を目的として目標設定に必要な各種情報の収集、さらに周辺技術として広く排水からの窒素化合物等の回収技術の収集を行う。さらに、その実現に向けた伴走支援を行います。
本事業は我が国が強みを有するS+3E(安全性、安定供給、経済性、環境適合)の実現に資する技術を対象に、我が国と環境が異なる海外での実証を通じて、当該技術の開発に資するとともに有効性を示し、国内外での普及に結び付けるほか、この取組を通じて、我が国のエネルギー関連産業の国内外への展開、国内外のエネルギー転換・脱炭素化、我が国のエネルギーセキュリティに貢献することを目的としています。
欧州では、欧州グリーンディールを最優先課題に据え、2050年までのカーボンニュートラルを目指すなど脱炭素政策への貢献が期待される中、各国において国家水素戦略を策定し、再生可能エネルギー由来の水素(グリーン水素)による脱炭素化とエネルギー安全保障強化の取組を進めています。特に東欧地域では、再生可能エネルギーの利用拡大が計画される中で、グリーン水素の生産拠点化を目指すEUの「水素回廊」構想において水素輸送の要所となるため、水素の「供給地」としてEU全体の水素経済を支える役割が期待されています。
本調査では、東欧地域(ルーマニア、ブルガリア、ハンガリー、スロバキア、チェコ及びポーランドとします。)におけるグリーン水素の地産地消事業が国際実証事業として成立し得るかのほか、同地域における継続的な事業の普及が可能であるかの検証を行います。
近年、持続可能な開発目標(SDGs)の達成やカーボンニュートラルの実現等、グローバルな社会的課題の解決に向けた社会変革型のイノベーション(トランスフォーマティブ・イノベーション)の必要性が高まっており、各国において、新たな政策アプローチに基づく試行・実施が進められている。トランスフォーマティブ・イノベーションの実現のためには、あるべき将来像等を描き、そこからのバックキャストを行うことで将来像を実現するための方策等を導出し、その実現のシナリオについてエビデンスに基づいた戦略を策定していくことが求められている。
また、OECDにおいては「先見性ガバナンス」、内閣府においては「総合知」など、専門家だけでなく、一般市民や企業など、多様な主体との連携を重視する考え方が提唱され、各国・各機関において多様な主体との協働の取り組みが進展している。
NEDOイノベーション戦略センター(TSC)は、我が国として新たに取り組むべきフロンティア領域当を提案し、対外的に発信、議論喚起するため、2024年度からInnovation Outlook(以降、「IO」という。)の策定を開始し、2025年7月にVer.1.0を公表した。
本調査事業は、IO Ver.2.0の策定に向けて、Ver1.0策定での課題を踏まえ、価値を起点とした技術分野間の融合領域について、多様な主体との協同を通じて、検討することを目的とする。
NEDOは、スタートアップ・エコシステムを下支えするための広い知見、高い専門性を有し、
研究開発型スタートアップの成長を伴走支援できる中核的な「支援人材」を育成する研究開発型スタートアップ支援人材養成特別講座「NEDO Startup Supporters Academy」(以下、「SSA」とする)を2017年から実施しています。
本業務では、スタートアップの創出や成長を後押しし、日本の産業競争力の向上に貢献するためにスタートアップ・エコシステムの底上げ・活性化に寄与する人材育成を目指し、
SSAの講座の運営やSSA修了生の活動支援、「支援人材」に関する調査等を行う実施者を公募します。
NEDOイノベーション戦略センターは、フードテック分野※1における調査・分析を通して、我が国の農林水産・食品分野におけるあるべき姿の検討とイノベーションを起こすべき領域を特定するInnovation Outlookの策定に取り組んでいます。
農林水産・食品分野に関する様々な社会課題の解決や多様化した食の需要に対応し、持続可能な食料供給、生産性の向上および豊かで健康な食生活※2を実現するため、フードテック分野は重要な役割を果たし、新たなビジネスの創出が期待されています。本調査では、市場・技術・政策動向等を俯瞰的に調査・分析することにより、我が国のフードテック分野の課題を明らかにし、将来における社会課題の解決、あるいは新価値創造等を実現し得る新規技術領域を特定します。
※1:生産から加工、流通、消費等へとつながる食分野の新しい技術及びその技術を活用したビジネスモデル。
※2:本調査では、特に食料安全保障の確保や環境負荷低減、健康寿命の延伸、Well-being等の観点で重要な技術領域における個別技術、システム、技術に付随するサービス等を想定しています。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、「NEDO」という。)
では、再生可能エネルギー分野の重要性を踏まえ、また、米国の SBIR(Small Business
Innovation Research)制度をモデルに中小企業等が保有している再生可能エネルギー
分野の技術シーズの開発を支援する事業として、2007 年度から「新エネルギー等のシ
ーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」 (以下、「本事業」という。) を実施し
ています。
本事業では、技術シーズから事業化までの研究開発の段階に応じて助成を行い、再
生可能エネルギーの導入促進・普及拡大、低炭素・脱炭素化技術の開発促進に貢献し、
かつ、再生可能エネルギーの主力電源化の達成に資する研究開発を支援します。
2025年度も、「新エネ中小・スタートアップ支援制度」と「未来型新エネ実証制度」
の 2 つの制度について公募します。
今回の公募では 2 つの制度のうち「新エネ中小・スタートアップ支援制度」に係る
提案を広く募集します。「新エネ中小・スタートアップ支援制度」は、再生可能エネル
ギーや、低炭素・脱炭素化技術の開発に取り組む中小・スタートアップ企業による、
イノベーションの創出に資する提案を公募し、技術シーズから事業化までの研究開発
について段階に応じた助成を行います。
本事業による支援(助成)を希望する企業等(法人に限る。以下同じ。)は、以下の
要領に従って応募してください。
「NEDO懸賞金活用型プログラム」は、技術課題や社会課題の解決に資する多様なシーズ・解決策をコンテスト形式による懸賞金型の研究開発方式を通じて募り、将来の社会課題解決や新産業創出につながるシーズをいち早く発掘することで、共同研究等の機会創出、シーズの実用化、事業化の促進をねらって実施するものです。
本プログラムにおいて設定する懸賞金課題の一つである「量子コンピュータを用いた社会問題ソリューション開発」では、将来利用可能になる次世代型量子コンピュータを用いた社会課題解決に取り組みます。
『SX 研究開発拠点』をはじめとする各技術開発テーマでの技術開発の進捗や事業者間の連携の深まり等を勘案しつつ、当該技術開発の加速や成果の最大化、宇宙分野の一層の裾野拡大に向けて、
特に戦略的に整備すべき研究開発環境について、JAXA による評価のもと、追加的な支援を行う仕組み(共通環境整備費:総支援規模 50 億円程度)を設ける。
1.1 事業の概要、現状、方向性、目標と成果
1.1.1 事業の現状
がんは我が国の死亡原因の第 1 位であり、国民の生命及び健康にとって重大な問題になっています。がん
研究については、昭和 59 年にがん対策関係閣僚会議により「対がん10か年総合戦略」が策定され、以来、
10年ごとに10か年戦略を改訂し、がんの病態解明から臨床への応用に至るまで研究の推進に取り組んで
きました。平成 18 年 6 月には「がん対策基本法」(平成 28 年 12 月一部改正)が成立し、その基本理念とし
て「がんの克服を目指し、がんに関する専門的、学際的または総合的な研究を推進するとともに、がんの予防、
診断、治療等に係る技術の向上その他の研究等の成果を普及し、活用し、及び発展させること」が求められて
います。このがん対策基本法に基づき、令和5年3月に「第4期がん対策推進基本計画」※1が策定されました。
「第4期がん対策推進基本計画」では「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目
指す。」を全体目標として掲げ、また、全体目標の下に、「がん予防」、「がん医療」及び「がんとの共生」の分野
別目標を定め、これらの達成に向けて、現在の「がん研究 10 か年戦略(第 5 次)」(令和5年12月)
※2を踏ま
え、がん研究の推進に取り組んでいるところです。
※1 第4期がん対策推進基本計画
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000183313.html
※2 「がん研究 10 か年戦略(第 5 次)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_231115_00001.html
これまで、厚生労働省においては革新的がん医療実用化研究事業を平成 26 年度から開始・継続してきま
した。また、文部科学省においては、平成 23 年度から「次世代がん研究シーズ戦略的育成プログラム」を開
始し、続く平成 28 年度からの「次世代がん医療創生研究事業」、令和 4 年度からの次世代がん医療加速化
研究事業と継続して実施しています。なお、両事業は、平成 27 年度からは「健康・医療戦略」及び「医療分野
研究開発推進計画」により設立された AMED にて実施しています。
1.1.2 事業の方向性
(革新的がん医療実用化研究事業及び次世代がん医療加速化研究事業)
両事業が取り組むがん研究は、「第4期がん対策推進基本計画」に基づく新たながん研究戦略として、内閣
府、文部科学省、厚生労働省、経済産業省の4大臣確認のもと策定された「がん研究10か年戦略(第5次)」を
踏まえ、がん患者を含む全ての国民と協働した研究を総合的かつ計画的に推進することにより、「がん予防」、
「がん医療」及び「がんとの共生」の各分野のより一層の充実を実現し、「第4期がん対策推進基本計画」の全
体目標(「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す」)を達成することを目
指しています。「がん研究10か年戦略(第5次)」においては、今後推進すべきがん研究・開発(具体的研究事
項)として、(1)「がんの予防」に関する研究、(2)「がんの診断・治療」に関する研究、(3)「がんとの共生」に資
する研究、(4)ライフステージやがんの特性に着目した研究、(5)がんの予防、がんの診断・治療の開発、がん
との共生を促進するための分野横断的な研究、の5項目が掲げられています。
以上の政府方針を踏まえ、AMED では革新的がん医療実用化研究事業及び次世代がん医療加速化研究事
業が核となり、それぞれの事業目的を基に「がん研究10か年戦略(第5次)」の目標達成に向けて、がんの根
治・予防・共生の観点に立ち、患者・社会と協働するがん研究を推進しています。





