日本においてイノベーションを創出するためには、社会の動向を俯瞰的に捉えるフォアサイト活動を通じてフロンティア領域の候補を導出することが求められています。そのため、NEDOではそれに資する技術インテリジェンスの活動成果としてInnovation Outlook Ver. 1.0を策定しましたが、今後は幅広い分野にまたがるような大きな社会的インパクトが期待できるフロンティア領域を導出していくことが必要です。そのためには、社会課題からのバックキャストで広範多岐な総合知での調査・分析を行う等、技術インテリジェンスの高度化が重要です。
そこで、様々なフォアサイト活動の実績及び知見を有する国内外機関の調査・分析手法を調査し、その結果を踏まえワークショップ等を試行して、社会課題を起点とした多角的な議論を行うことによって、社会的インパクトが大きいイノベーションの実現に向けて取り組むべきフロンティア領域の候補を導出する具体的な手法の検討等を目的として調査を実施します。
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水は、循環する過程を通じて生活に潤いをもたらすとともに、産業の発展にも重要な役割を果たしています。一方で、容易に利用できる淡水はごくわずかであることから、水循環を健全に維持しつつ、特に水資源の有効利用を図ることが持続可能な社会の構築において極めて重要となっています。
今後、世界的な水需要はさらに増加することが見込まれており、新たな分野における水循環の構築への期待も高まっています。また、水の循環によって生じ得る様々な課題への対応も求められています。
上記背景を踏まえ、本調査においては、将来に向けた水資源の有効利用を含む健全な水循環の確保および持続可能な社会の実現に資することを目的として、国内外の政策・市場・技術動向を調査・分析して整理し、日本が取り組むべき技術開発の方向性を明らかにするとともに、技術導入の促進に向けた広報コンテンツの作成を行います。
1.調査の目的・内容
NEDO は、2022 年 11 月に政府方針として策定された「スタートアップ育成 5 か年計画(以
下、「5 か年計画」という。)」に記載の大きな目標の実現に寄与するべく、経済社会課題の解
決にも資すると考えられる革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・ス
タートアップ」に対する支援を行っています。その一環として、主にアーリー期までの デ
ィープテック・スタートアップを対象に、実用化研究開発や量産化実証を支援する「ディー
プテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」(以下、「DTSU
事業」という。)及び「GX 分野のディープテック・スタートアップに対する実用化研究開発・
量産化実証支援事業」(以下、「GX 事業」という。)を実施しています。
ディープテック・スタートアップは、革新的な技術の事業化・社会実装を実現するまでに
長期の研究開発と大規模な資金を要することが多いため、企業価値の向上に資する資本政策
に配慮しながら多様な選択肢を考慮に入れ資金調達を行うことが想定されます。そのため
NEDO は、DTSU 事業及び GX 事業を、VC 等や CVC、事業会社、金融機関とも協調しつつ、実用
化研究開発や量産化実証を支援する補助金として執行することで、ディープテック・スター
トアップの成長に資する制度とすることを目指しています。
5 か年計画も折り返しを迎えたところ、本調査では、DTSU 事業及び GX 事業のこれまでの支
援状況や運用状況を調査・分析すると共に、支援終了後における事業成長の後押しや、5 か年
計画で掲げる目標の達成へ向けたディープテック・スタートアップ支援に係る打ち手の示唆
を得ることを目的とします。
【実施期間】2026 年度~2027 年度
【予算規模】320 百万円以内
その他詳細は「仕様書」を参照してください。
温室効果ガス排出削減を通じた脱炭素社会の実現は、我が国における喫緊の政策課題です。気候変動問題への対応にとどまらず、エネルギーの安定供給の確保、国際競争力の維持・強化、産業構造転換を通じた中長期的な経済成長と一体的に推進していくことが重要であり、政府としても「成長志向型カーボンニュートラル」やGX(グリーントランスフォーメーション)の実現を掲げています。その実現には、国や企業の取組に加え、国民一人ひとりが自らの生活や消費、行動、と将来の経済・社会の姿との関係性を理解し、消費者を含めた社会全体での行動変容が強く求められています。
一方で、気候変動問題やGXの取組は専門性が高く、特に学生や若い世代においては自らの行動が社会全体や経済、エネルギーシステムに与える影響を具体的にイメージできず、行動に結びついていない状況が見受けられます。
これまで、NEDOは、講演やセミナー等を通じて、気候変動問題やGXに関する情報発信や啓発活動を行ってきましたが、従来型の情報提供のみでは具体的な行動変容まで十分に訴求できていないという課題がありました。
そこで本事業では、ゲーム要素を活用して学習や体験を促す「ゲーミフィケーション」を活用した、気候変動問題に関するプロダクト(スマートフォンアプリ等)を試作・検証し、ゲームの楽しさや没入感を通じて、気候変動対応がエネルギーの安定供給や経済成長と両立しつつ進められるべき課題であること、日常生活における行動選択が将来社会に与える影響について理解を促すことで、意識変革および行動変容につながる可能性を明らかにする調査を実施します。
2025年2月に閣議決定された「第7次エネルギー基本計画」において、CCUの中でもカーボンリサイクルについては、CO2を資源として捉え、素材や燃料等へ再利用することでCO2排出抑制が可能となることから、我が国としては「カーボンリサイクルロードマップ」を踏まえて、技術開発・社会実装、国際展開、CO2サプライチェーンの構築を推進していくことが示されています。また、今次計画においても引き続き重要な役割を担うとされる火力発電については、新技術の導入等による脱炭素化の推進、さらに、そのような我が国技術を用いて、東南アジアをはじめとする世界の脱炭素化に貢献する国際協力の必要性が併せて謳われています。
本調査事業では、我が国のカーボンリサイクル・脱炭素化技術に関心を有する国を対象とし、これらの国々に技術を展開・普及する可能性を検討します。また、展開の候補となりうる国・地域の特定、当該国・地域の政策動向や市場見通し等にかかる情報収集、連携候補先組織の特定など、潜在的な可能性を見いだし、将来の具体的な検討を進めるための調査を行います。
近年、IoT社会の拡大やAI技術の普及に伴い、それを支える情報インフラにおける通信回線、データセンタも日々強化され、多くの情報が飛び交う状況が拡大しつつあります。一方、増え続ける情報を処理するために必要な電力も大幅に増加しており、次世代の情報インフラにおいては高効率かつ高速に情報を処理するための技術の実現が課題となっています。
NEDOではこうした社会課題に対して、次世代コンピューティング技術の実現を目指し「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発」を実施し、量子コンピューティング、分散コンピューティング、脳型コンピューティング等様々な基盤技術の開発を推進してきました。
本調査では、次世代の情報インフラにおいて重要な技術の一つとして評価されつつある低遅延分散処理技術の最新動向の情報収集に加え、当該技術を活用することが従来の通信技術と比較して有効であると考えられる事例を示し、実地検証も含め有効性を調査することを目的とします。
生成AIは、インターネットに匹敵する技術革新とも言われ、労働力不足などの社会課題の解決にも貢献すると期待されています。生成AIの利活用があらゆる分野で検討され開発競争が国際的に激化している中、日本として生成AIの開発力を確保・強化していくことが重要であると考えられます。こうした背景から、NEDOでは可及的速やかに生成AIに関する開発力を国内に醸成するため、「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」において、2024年2月から「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)プロジェクト」として基盤モデルの開発に必要な計算資源の提供支援やコミュニティの運営などを行い、AIの研究開発を推進してきたところです。
今後、フィジカルAIの実現によって製造業等の生産性向上やエネルギー消費の効率化が期待され、現場データを守りながら将来も安心して活用できる国産の基盤モデルの必要性が高まることを踏まえ、本事業ではAIロボット・フィジカルAIの開発基盤となるマルチモーダルな国産AI基盤モデルを開発し、日本が強みを持つ製造業等の産業競争力強化やGXの実現を目指します。
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、CO2を原料として捉え再利用する「カーボンリサイクル」は経済と環境の好循環を実現するための鍵であり、グリーン成長戦略においても重要分野と位置づけられています。NEDOでは、カーボンリサイクルについて、各国が将来的な社会実装に向けた技術開発・実証に取り組むことを確認するとともに、各国間の協力関係を強化する議論を実施する場として、「カーボンリサイクルに関する国際会議」を実施しています。加えて、CCUS等を含むエネルギー分野に係る国際会議及び調査等も実施し、カーボンニュートラル実現に資する幅広い議論の場を恒常的に提供しています。
このように、カーボンリサイクル分野等における国際連携の強化を推進するため「カーボンリサイクル等に関する国際会議及び情報発信等事業」を行います。
本調査は、幾何学やトポロジー等の数理科学手法について、産業分野等の課題解決に資する観点から整理・分析を行い、数理科学手法が優位性を発揮し得る領域(計算効率、エネルギー消費、理論的特性等)を明らかにする。その上で企業と大学のマッチングを通じて、将来的なプロジェクト化が期待される産業分野等の課題および技術テーマについて整理を行い、産学連携の在り方について調査を行うことを目的とする。
NEDOは、事業会社等に蓄積された有望な技術や事業会社で経験を重ねた人材を活用し、新事業や新産業の創造ひいては我が国経済の付加価値の増大を図る観点(いわゆる「カーブアウト」)を捉え直すとともに、事業会社におけるその戦略的な活用について検討し、事業創造の手法の一つとして普及・浸透を図ることを目指し事業会社等が保有する革新的な技術等を活用したカーブアウトによるディープテック・スタートアップの創出等を促進するため、下記を公募いたします。
【1】調査事業
カーブアウトによるスタートアップ創出について、これまでの国内外の先行事例等を調査するとともに、その促進に向けた普及・啓発に関する取組を調査する事業です。
【2】実証事業
カーブアウトによるディープテック・スタートアップの創出等を、〔1〕事業会社内において実施するプログラムと、〔2〕事業会社外で起業家人材を募り実施するプログラムの2パターンを実証する事業です。
なお、本事業の応募対象者は、事業会社のカーブアウトの創出・成長に積極的に関わりたいベンチャーキャピタル、アクセラレーター等を想定しております(事業会社、スタートアップ等を直接支援する事業ではありません)。





