農業・農村は、国土保全,水源かん養,自然環境保全,景観形成等の多面的機能を有しており、その利益は広く国民全体が享受しています。
近年、農村地域の高齢化,人口減少等により、地域の共同活動等によって支えられている多面的機能の発揮に支障が生じつつあります。
また、地域の共同活動の困難化に伴い、水路,農道等の地域資源の維持管理に対する担い手の負担が増大し、担い手の規模拡大が阻害されることも心配される状況にあります。
このため、平成27年度から施行された「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律」に基づき、農業・農村の多面的機能の発揮のための地域活動や農業の継続等に対する支援を行い、多面的機能が今後とも最適に発揮されるようにするとともに、担い手の育成等構造改革を後押ししていく必要があります。