全ての新生児が精度の高い聴覚検査を受けられるよう、産婦人科又は耳鼻咽喉科を標榜する東京都内の医療機関における聴覚検査機器の購入を支援することにより、都内における新生児聴覚検査体制の整備推進を図ります。
※新生児聴覚検査の実施方法は自動ABRによる検査が望まれます
○ 新生児聴覚スクリーニングの初回検査における検査法は、自動聴性脳幹反応(自動 ABR)及び耳音響放射(OAE)の検査機器を使用することが一般的です。
○ 初回検査の結果、リファーとなった場合には確認検査を実施しますが、その場合に OAE での検査は偽陰性(実際は難聴なのに、難聴ではないと判断されること。)もあるので注意が必要です。例えば、未熟出生児などで、内耳より中枢神経系に髄鞘化不全などの異常があると、OAE ではパス(正常)であっても自動 ABR ではリファー(無反応)ということがあるため、自動 ABR による確認検査が望まれます。
令和7年度予算:205,200千円