コロナ禍における原油や原材料価格の高騰に加え、電気料金の急騰に対応し、経営の継続・発展に取り組む農林漁業者等を支援します。
本事業では、9タイプにより支援します。
補助率は、税抜き金額の2分の1以内、ただし⑤(1)酪農経営負担軽減対策に関しては定額となります。
■事業内容
①施設設備等支援タイプ
県産農林水産物等の集出荷貯蔵施設や加工処理施設等において、電気料金などの経営コストの低減を図るために行う設備等の更新や導入、改修等を支援(1事業主体当たり1億5,000万円)
②肥料コスト低減支援タイプ
肥料コストの低減を図るために必要な土壌・堆肥分析機器や、老朽化した堆肥製造施設の機能強化、ペレット堆肥製造機等の導入を支援(1:5,000万円、2:2,000万円)
③施設園芸等支援タイプ
施設園芸野菜、花き、ぶどう、おうとう及び林業用種苗の生産に係る資材価格や電気料金の高騰による負担を軽減するため、耐雪型パイプハウスや、ハウス内の環境制御装置、ハウスの自動開閉装置、自動かん水・施肥装置、LED電照装置、いちご高設栽培システム等の導入を支援(1事業主体当たり625万円)
④りんご生産資材支援タイプ
りんごのわい化栽培等の省力的栽培の導入に係る資材価格の高騰の影響が大きい支柱やトレリス、経営コストを削減するための高所作業台車や自動草刈機の導入を支援(1:4千円/頭(経産牛) 定額、2:1/2以内(上限 2万8千円/10a))
⑤畜産経営持続化支援タイプ
(1)酪農経営負担軽減対策
酪農経営に係る経費負担を軽減するため、電気料金の一部を定額補助
(2)県産粗飼料安定供給対策
輸入飼料の高騰に対応するため、公共牧場における草地更新を支援
⑥スマート農業機械等導入支援タイプ
高齢化や後継者不足による労働力不足、原材料や燃油等の高騰による経営の悪化等に対応し、低コスト・省力化に取り組むために必要となる農業機械等の導入を支援(1事業主体当たり1,000万円)
⑦りんご栽培機械化支援タイプ
りんごの普通栽培を行う生産者等が経営を継続・発展するために必要な作業効率向上や省力化に資するスマート農業機械等の導入を支援(200万円)
⑧稲発酵粗飼料利用拡大タイプ
物価・飼料高騰等に対応し、県産飼料の利用拡大を図るため、稲発酵粗飼料(稲WCS:稲ホールクロップサイレージ)の収穫・調製に必要な機械の導入を支援(1事業主体当たり1,000万円)
⑨循環型林業推進タイプ
生業としての林業を維持し循環型林業を確立するため、素材生産性の向上を図る高性能林業機械の導入支援を行うほか、木質バイオマスの利活用を推進するため、木質チップの加工に必要なチッパーの導入に係る経費を支援(1:1台当たり2,000万円、2:1台当たり5,000万円)