塩資源として岩塩をもたず、また高湿多雨のため海水を天日で蒸発させて塩をつくることに適していない日本では、海水から安く良質な塩をつくる技術を確立させてきました。
こうした技術をさらに改善、応用し、新規に開発することは国内塩産業の一層の発展に大きな役割を果たすと期待されます。そして、製塩のもととなる海には、さまざまな資源があり、海水を利用し、その豊かさを守るための技術を開発することは持続可能な社会へ向けた礎となると考えます。
また、塩の人体での生理作用を理解することは健康的な生活を送るためのガイドとなります。
同様に、塩の食品における働きを知ることは食品の加工・調理・保存法の向上につながります。
こうした知識を増やすことで私たちの生活をより豊かにすることが可能となります。
さらに、今まで塩の関与が知られていなかった領域にも研究の幅を広げることにより、塩の新たな価値を見出すことも期待します。
- プロジェクト研究(助成期間:原則として3年間)
理工学、医学、食品科学の3分野で、年度ごとに「分野と研究課題」を定めて募集いたします。
2026年度は、『医学』分野です。研究課題は「募集要項」をご覧ください。
2026年度:『医学』の5件程度





