「2050年カーボンニュートラル」の目標達成に向け、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、長期に渡り、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する「グリーンイノベーション基金事業」の一環として、NEDOは「洋上風力発電の低コスト化」に係る技術開発事業を実施しています。
浮体式洋上風力については、多様な形状、風車・浮体間の連成解析等により、依然として高コストであり、大量生産やコスト低減を図っていく上では、風車メーカーと浮体メーカーに加えて、これらをシステムとして統合し海域に導入するエンジニアリング事業者等が密に連携し、各構成要素を一つのシステムとして統合し、全体最適を図っていくこと、そして有志国と連携し規格の策定・標準化を進めていくことでグローバル市場のさらなる拡大を図ることが必要です。
本事業では、国内企業を中心とした協調体制を構築し、大型風車と浮体の一体システムを対象に最適な設計手法の開発、グローバル市場も意識した国際標準等の実現に向けた研究開発を実施します。
本プロジェクトにおける研究開発項目は以下のとおりです。
【研究開発項目:フェーズ1-〔5〕】浮体式洋上風力における共通基盤開発