公募期間:2025/12/10~2025/12/25
全国:令和7年度 ウナギ産業価値連鎖トレーサビリティ支援システム機能強化等支援事業(システム機能強化開発支援事業)
本公募は、令和7年度補正(第1号)政府予算原案に基づいて行うものであるため、成立した予算の内容に応じて、事業内容、予算額等の変更があり得ることに御留意願います。
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シラスウナギの違法な漁獲・不透明な流通対策として、漁業法による密漁に対する罰則強化、都道府県知事による漁業管理強化(令和5年12月)、及び特定水産動植物等の国内流通の適正化等に関する法律(以下、「法」という。)が適用(令和7年12月)されることとなりました。シラスウナギの採捕・流通に関わる事業者が法で義務化される漁獲番号等の情報伝達、取引記録の作成・保存等を確実に実施することで、適法に漁獲等されたシラスウナギのみが流通することになります。一方、情報伝達等の義務の履行が徹底されず、密漁や過小報告等が放置されると、ウナギ産業の価値連鎖全体に悪影響を及ぼし、ウナギ産業が算出する1,000億円以上の価値の毀損が懸念されます。
水産庁は、令和3年秋以降、シラスウナギの取引現場の調査やウナギ産業関係者との意見交換を重ね、水産流通適正化制度への対応に加え、産業全体の信頼性を高めるための手法について検討し、「ウナギ産業価値連鎖トレーサビリティ支援システム」(以下「システム」という。)の導入を推進しています。令和6年度より、本事業においてシラスウナギの流通全体を一元管理するためのシステムの開発・機能強化等を支援しているところです。
本事業においては、システムに新たに養殖場からの出荷報告を連携させ、流通の一元的管理の強化を図る事業者に対し必要経費を支援し、ウナギ産業のサプライチェーンの最適化による消費者の信頼確保を目的としています。