全国:令和6年度 革新的な省CO2実現のための部材や素材の社会実装・普及展開加速化事業

上限金額・助成額※公募要領を確認
経費補助率 50%

脱炭素社会の実現のため、環境省が実用化・製品化に向けて開発してきた革新的な部材や素材(窒化ガリウム(GaN)及びセルロースナノファイバー(CNF))は、従来の部材や素材を用いた製品と比較して大幅な省CO2を達成することが可能であり、これらの社会実装・普及展開を加速し、実際のCO2排出削減につなげていくことが必要です。GaNやCNF等の革新的部材・素材技術は、民生機器、通信機器等の様々な分野に展開できるポテンシャルを秘めている一方で、性能評価、性能向上、コスト面等の課題があることから開発・実証が必要であり、民間事業者が単独で実施するにはハードルが高く、インセンティブも十分ではない現状にあります。このため、革新的部材・素材を実際の量産向け製品に実装する段階の普及を支援・推進することで、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献します。

本事業では省CO2性能の高い革新的な部材や素材を活用し、実機搭載における低コスト化、安全性、信頼性、省エネ効果、品質向上策等に関する実現可能性調査(FS)及び技術開発・実証を実施し、これらの部材や素材の早期の社会実装による大幅なCO2排出削減を実現することを目的とします。

予算:新規採択課題の単年度の予算額は、令和6年度(FS)については5千万円、令和7年度以降(技術開発・実証)については5億円を上限とします。

人件費
業務費
共同実施費
一般管理費
消費税


環境省
大企業,中堅企業,中小企業者,小規模企業者
本公募においては、GaNに関する以下のテーマについて、低コスト化、安全性、信頼性、省エネ効果、品質向上策等に関するFS及び技術開発・実証を実施する事業者を募集します。

【募集テーマ】:CO2削減に貢献する大電力高効率マイクロ波加熱装置
化学、鉄鋼等の素材産業は産業セクターにおけるCO2排出量の50%以上を占めており、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、加熱工程の電化によるCO2排出量削減が不可欠です。化石燃料を燃やして加熱する従来の外部加熱方式に対して、マイクロ波加熱法はCO2排出量を90%削減できると言われていますが、大電力化(kW級)とマイクロ波発生の効率向上が課題となっています。

本事業では、GaN半導体を用いた大電力高効率マイクロ波加熱装置の速やかな社会実装と普及展開の加速を目指し、マイクロ波加熱の大電力化及びマイクロ波発生効率の向上のため、以下の項目に関するFS及び技術開発・実証を実施します。
 (a) 高品質GaN基板向けトランジスタ構造及びプロセスの開発
 (b) 高効率スイッチング動作が可能な増幅器の開発
 (c) 大電力化に対応可能な固体電力増幅器(SSPA)の開発
 (d) 高効率マイクロ波加熱装置の開発

2024/08/06
2024/08/27
本事業に参画する者は、国内の技術開発機関等に所属している技術開発者等とします。
ここで「技術開発機関等」とは、以下に該当する者とします。
ア 国立又は独立行政法人と認められる研究開発機関
イ 大学、高等専門学校
ウ 地方公共団体の研究開発機関
エ 民間企業
オ 独立行政法人通則法(平成11年法律第103号)第2条第1項に規定する独立行政法人のうち事業に必要な設備・技術開発者を有するもの
カ 特例民法法人並びに一般社団法人・一般財団法人及び公益社団法人・公益財団法人のうち事業に必要な設備・技術開発者を有するもの
キ その他支出負担行為担当官(環境省地球環境局長)が適当と認める者
※技術開発代表者(代表者)が所属する機関等が設立から3年未満の場合は以下の要件を満たすことを条件とします。
a. 当該分野に関する技術開発力等の技術基盤を有すること。
b. 経営基盤として原則、以下に該当しないこと。
・破産、再生手続開始、会社整理開始又は会社更生手続開始の申立てを受けている、又はしている。
c. 開発成果を実施できる体制があること。
d. 技術開発・実証を当該機関が実施するに当たり、開発上のリスクを当該機関に対する出資者が理解し、出資比率に基づく責任分担等を明確にできること。
また、「所属」とは、非常勤・常勤は問わず職員として従事していることとします。ただし、代表者は常勤である必要があります。招へい者の場合は、外国からの長期間の招へいの場合のみ所属と見なし、事業に参画できるものとします。
事業に参画する方として登録いただく方については、5%以上のエフォートを原則とし、他の実施・提案中の事業と合わせたエフォートが100%を超えないよう留意してください。また、事業に参画する方は、あらかじめ、次の各事項についてそれぞれの所属する技術開発機関等の代表者の承認を得てください。
・ 提案に係る課題を所属する技術開発機関等の業務(公務)として行うこと。ただし、国立又は独立行政法人と認められる研究開発機関に属する参画者に係る承認については、この限りではない。
・ 技術開発機関等の経理担当部局が事業費の管理を行うこと。

応募に当たっては、下記①~⑤の資料を事務局(株式会社価値総合研究所)メールアドレスにまとめて送付してください。なお、①及び②については、PDF 等に変換せずにそのままのファイル形式で送付してください。
受付期間:令和6年8月6日(火)~8月27日(火)17時
提出先:vm-tech[atmark]vmi.co.jp

① 【申請書】令和6年度革新的な省 CO2 実現のための部材や素材の社会実装・普及展開加速化事業
② 【ヒアリング資料】令和6年度革新的な省 CO2 実現のための部材や素材の社会実装・普及展開加速化事業
③ 実績資料(様式任意)
※代表者が所属する機関の事業概要やこれまでの技術開発等の実績が分かる資料(簡易なもので差し支えありません。)。
④ 直近3年間の納税を証明する書類
※代表者が所属する機関等の直前3年の各事業年度における法人税の納付すべき額及び納付済額を証する書類(納税証明書(その1・納税額等証明用))。
※法人税法上、免除されている機関については本資料の提出は不要です。
⑤ 十分な技術開発体制が確認できる資料(設立から3年未満の機関のみ)
設立から3年未満の提案者は5ページに記載されたa.~d.の各要件を満たすことを確認できる資料を提出してください(様式任意)。

◎電子メール受領の確認
上記①~⑤の受領を事務局で確認した後、送信元のメールアドレスに受領した旨を返信します。事務局メールアドレスに送信後、数日が経過しても返信がない場合、うまく送受信されていない可能性があります。その場合、事務局まで電話でお問い合わせください(電話番号は「7.その他」参照)。
上記①~⑤の提出が全て整った時点で、応募を受け付けるものとします。いずれか1つでも提出が確認できない場合は、応募の完了とは見なしませんので御注意ください。また、応募書類の作成に当たっては、必ず様式の記載内容及び作成要領に従って作成するようお願いします。なお、受付期間以降に事務局で受け取った書類のうち、遅延が事務局の事情に起因しない場合は、応募を受け付けません。

環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室 代表 03-3581-3351 直通 03-5521-8339 室長 塚田 源一郎 室長補佐 樋口 海里 担当 福田 晃二郎

脱炭素社会の実現のため、環境省が実用化・製品化に向けて開発してきた革新的な部材や素材(窒化ガリウム(GaN)及びセルロースナノファイバー(CNF))は、従来の部材や素材を用いた製品と比較して大幅な省CO2を達成することが可能であり、これらの社会実装・普及展開を加速し、実際のCO2排出削減につなげていくことが必要です。GaNやCNF等の革新的部材・素材技術は、民生機器、通信機器等の様々な分野に展開できるポテンシャルを秘めている一方で、性能評価、性能向上、コスト面等の課題があることから開発・実証が必要であり、民間事業者が単独で実施するにはハードルが高く、インセンティブも十分ではない現状にあります。このため、革新的部材・素材を実際の量産向け製品に実装する段階の普及を支援・推進することで、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献します。

本事業では省CO2性能の高い革新的な部材や素材を活用し、実機搭載における低コスト化、安全性、信頼性、省エネ効果、品質向上策等に関する実現可能性調査(FS)及び技術開発・実証を実施し、これらの部材や素材の早期の社会実装による大幅なCO2排出削減を実現することを目的とします。

予算:新規採択課題の単年度の予算額は、令和6年度(FS)については5千万円、令和7年度以降(技術開発・実証)については5億円を上限とします。

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