省力化投資補助金を営業に活用する方法
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省力化投資補助金を営業に活用する方法|設備メーカー・販売事業者向け徹底ガイド

公開日 2026/08/31
更新日 2026/08/31
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※記事内容は、記事更新日時点の情報です。最新の情報は、必ず省庁や自治体の公式HPをご確認ください。

こんにちは!補助金クラウド編集部です。

本記事では、中小企業省力化投資補助金(以下、省力化投資補助金)を営業に活用する方法について、販促に使える理由から販売事業者登録・共同申請の流れまで解説します。

省力化投資補助金とは|カタログ注文型・一般型の2類型

省力化投資補助金は、人手不足に悩む中小企業の設備投資を国が支援する制度です。生産性の向上を図り、賃上げにつなげることを目的としています。

類型は「カタログ注文型」と「一般型」の2つです。

以下の表に、補助対象・補助上限額・補助率などの詳細をそれぞれまとめました。

項目

カタログ注文型

一般型

補助対象

カタログに掲載された省力化効果のある汎用製品

個別現場に合わせた設備導入・システム構築

補助上限額

最大1,500万円

最大1億円

補助率

1/2以下

中小企業1/2(大幅賃上げで2/3)、小規模事業者等2/3

申請方式

交付申請を随時受付

公募回制

カタログ注文型は、カタログに掲載された製品を手軽に導入できる方式です。

一方で一般型は、業務効率化に効果があるオーダーメイド仕様の設備やシステム開発に活用できます。さらに、ハードとソフトを自由に組み合わせられる点も特徴です。

出典:中小企業省力化投資補助金(公式サイト)



省力化投資補助金については、以下の記事で詳しく解説しています。

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省力化投資補助金が営業に活用できる3つの理由

省力化投資補助金が営業活動の武器になる理由は、以下の3つです。

・実質的なディスカウント効果で価格の壁を越えられる
・「補助金が使える製品」という差別化になる
・カタログ掲載が新規リードの入口になる

1つ目は、実質的なディスカウント効果です。

補助率は1/2、一般型なら最大2/3に達します。顧客は製品価格の50〜66%程度の補助を受けられる可能性があり、値引きなしで価格の壁を越えた提案ができます。

ただし、補助金相当額を値引きやキャッシュバックで還元する行為は禁止されています。

単なる「値引き」だけでなく、「ポイント・クーポン等の発行」や「現金での払い戻し」も、証憑金額と実支払額が一致しなくなるため厳禁です。

上記の禁止事項に抵触した場合、販売事業者の登録取消や事業者名の公表といった重いペナルティが課される可能性があります。

2つ目は、「補助金が使える製品」という差別化です。

カタログ掲載製品は、省力化の効果を工業会等と事務局が審査し、国が承認したものです。国の審査を通った事実が、提案の説得力を高めます。

3つ目は、カタログ掲載が新規リードの入口になるです。

中小企業はカタログから製品と販売事業者を選んで連絡するため、全国の見込み顧客から問い合わせが届く可能性があります。

営業担当者が押さえたい!省力化補助金の重要ポイント5つ

補助金を単なる顧客の手続きで終わらせず、商談化率・受注率を上げるための営業ツールとして使いこなすためのポイントを5つ解説します。

【ポイント①】省力化補助金で導入コスト実質半額!賃上げで上限額もアップ

カタログ注文型の補助率は1/2以下で、顧客は実質半額で設備を導入できる計算です。

2026年3月19日以降の補助上限額は以下のとおりです。

従業員数

補助上限額(賃上げ達成時)

5名以下

500万円(750万円)

6〜20名

750万円(1,000万円)

21名以上

1,000万円(1,500万円)

賃上げ目標を含む計画なら、上限はカッコ内まで上がります。

なお、同改定で従業員5名以下の上限は200万円から500万円に、6~20名では500万円から750万円に上がっています。古い情報での提案には注意しましょう。

出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構 中小企業省力化補助金 カタログ注文型とは

【ポイント②】カタログ注文型の「共同申請」で顧客の信頼を獲得

カタログ注文型では、販売事業者と中小企業が共同で申請し、事業計画も一緒に策定します。

営業担当者は「売って終わり」ではなく、申請まで顧客に伴走する存在です。手間の分だけ接点が増え、導入後のフォローや追加提案につながる信頼関係を築けます。

一方で、補助事業終了後3年間(計3回)の効果報告をサポートする責務があり、しっかりとサポートする必要があります。

【ポイント③】カタログ注文型は審査が早く、商談がスムーズ

カタログ注文型は交付申請を随時受け付けており、公募回制の一般型と違って申請時期を待つ必要がありません。

省力化効果が確認済みの製品を選ぶしくみのため手続きも簡素で、商談から導入までのスピード感を求める顧客に提案しやすい制度です。

ただし、共同申請した多くの顧客で目標が著しく未達だったり、実態と乖離した目標を設定させたりした場合、販売事業者の登録が取り消されるリスクもありますので、注意が必要です。

【ポイント④】一般型なら既存製品のセミオーダー提案も可能

オーダーメイドと聞くとハードルが高いように感じますが、一般型はゼロからの開発だけが対象ではありません。

既存の自社製品を組み合わせたり、顧客の現場に合わせて機能を追加したりする、いわば「セミオーダー」の提案でも構いません。開発リソースが限られる企業でも活用できます。

また、中小メーカーの革新的で優れた省力化技術の製品は導入時の審査で考慮され、相見積もりも不要になります。自社が中小メーカーなら、この点も後押しになります。

【ポイント⑤】懸念される営業の事務負担は専門家活用で解決

販売事業者には、省力化効果判定シートの作成や効果報告のサポートなど、一定の事務作業が発生します。負担が心配ならば、補助金の専門家の活用が現実的です。

書類チェックや制度改定への対応を任せれば、営業は商談に集中できます。なお、申請代行費は補助対象経費にならない点は理解しておきましょう。

販売事業者登録から共同申請までの流れ(主にカタログ注文型)

カタログ注文型で販売事業者登録から顧客と共同申請するまでの流れは、以下の図のとおりです。

応募・交付申請フロー(販売事業者のみなさま)

出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構 中小企業省力化補助金 カタログ注文型 販売事業者向け

 

なお、一般型については販売事業者登録申請は必要ありません。この章の最後に一般的な流れを解説しています。

この章では、主にカタログ注文型の手順をSTEP別に見ていきましょう。

STEP1 販売事業者登録

電子申請システムで、製品カテゴリごとに販売事業者の登録申請を行います。2025年からは製造事業者の招待なしで、事務局ホームページから直接申請が可能です。

履歴事項全部証明書や納税証明書、決算書、販売実績を示す書類が必要なため、早めに準備しましょう。

STEP2 販売製品登録(実績ベース上限)

次に、製品の販売実績と価格情報を登録します。実績がある場合は販売実績額の1/2が製品本体の補助上限額、ない場合は事務局が定めた額が上限です。

登録完了後、製品がカタログに掲載されます。

STEP3 中小企業との共同申請

顧客から申請したい旨の連絡を受けたら、要件を確認し、共同で事業計画を策定します。その後、販売事業者ポータルから招待メールを送り、顧客はそこからマイページを開設して申請します。

顧客がホームページから直接申請を始めることはできないため、招待を忘れずに行いましょう。

申請に必要なもの(GビズIDプライム・省力化効果判定シート)

申請にはGビズIDプライムのアカウントが必要です。取得には期間がかかるため、早めに手続きしましょう。

また、販売事業者は応募・交付申請時に、省力化効果を示す省力化効果判定シートを提出します。

出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構 中小企業省力化補助金 カタログ注文型 販売事業者向け

一般型で提案する場合の流れ

一般型に販売事業者登録の制度はなく、申請者は導入する中小企業です。メーカーや販売店は、課題のヒアリングと設備提案、事業計画作成を支援します。

計画には省力化効果や投資回収期間の根拠が求められるため、効果データや見積もりの提供が必要です。

また、公募回制のため、次回公募の時期に合わせて商談を進めましょう。

自社で申請支援まで対応することが難しい場合は、顧客をStaywayへ紹介し、申請サポートを依頼することも可能です。

設備の提案はメーカー・販売事業者、補助金申請は専門家と役割を分担することで、営業担当者の負担を抑えながら顧客の設備導入を支援できます。

まとめ|省力化投資補助金の営業活用で販路を広げよう

省力化投資補助金は、顧客の実質負担を大きく下げられる営業の強力な武器です。カタログ掲載によるリード獲得や、共同申請を通じた信頼構築も期待できます。

一方で、慣れない事務作業や制度改定への対応も必要です。専門家の力も借りながら、補助金を営業戦略に組み込んでいきましょう。

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監修Stayway / メディア事業部
日本国内の補助金の獲得から販路開拓・設備投資を一貫して支援。 中小企業庁認定 経営革新等支援機関

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