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こんにちは!補助金クラウド編集部です。
補助金というと、製造業の設備投資や飲食業の店舗改善などを思い浮かべる方もいるかもしれません。
しかし、情報通信業でもAI関連の研究開発、自社システムの構築・改修、業務効率化に向けた設備投資などに活用できる補助金があります。
本記事では、自社のフェーズに合わせて活用を検討できる制度について、「研究開発」「DX・システム開発」「設備投資・新事業」の3つの目的別に解説します。
【研究開発】先端技術の研究開発を支援する補助金
自社発のAIプロダクトや新技術の研究開発フェーズにある企業向けに、大型の資金支援を行う制度を2つ紹介します。
いずれも申請のハードルは高めですが、その分、補助上限額が大きい制度です。
NEDO DTSU(ディープテック・スタートアップ支援事業)
NEDO DTSUは、技術確立に長期の研究開発と大規模な資金を要する「ディープテック・スタートアップ」を対象とした助成事業です。
たとえば、以下のような研究開発に対して支援が受けられます。
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・AI・機械学習を活用した基盤モデルの開発 |
補助金の主な内容は以下の表の通りです。
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項目 |
内容 |
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補助率 |
最大2/3 以内 |
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補助上限額 |
STSフェーズ(実用化研究開発の初期段階):3億円以内または5億円以内 |
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主な要件 |
・経済産業省所管の鉱工業技術分野のディープテック・スタートアップであること |
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対象経費 |
研究開発に必要な人件費、設備費、材料費、外注費、知的財産関連経費等 |
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申請期間 |
年数回程度の公募を実施 |
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実施主体 |
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
補助率・補助上限額はフェーズによって異なります。
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出典:NEDO ディープテック・スタートアップ支援事業(DTSU)
また、NEDO DTSUは補助上限額が高額な分、審査も厳格です。
過去の公募では採択率が20%前後と非常に狭き門となる回もあるなど、難易度の高い制度として知られています。
VC等との資金調達を並行して進めている、あるいは進める予定があるスタートアップ層に向けた制度である点を押さえておきましょう。
参考:NEDO ディープテック・スタートアップ支援事業(DTSU)

Go-Tech事業(成長型中小企業等研究開発支援事業)
Go-Tech事業は、中小企業が大学や公設試等と連携して行う研究開発・試作品開発・販路開拓を、最大3年間支援する制度です。
たとえば、以下のような取り組みが対象になります。
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・AIを活用したデータ処理・分析システムの研究開発 |
補助金の主な内容は以下の表の通りです。
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項目 |
内容 |
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補助率 |
・中小企業者等:2/3以内 |
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補助上限額 |
・通常枠:単年度4,500万円以下、2年度合計7,500万円以下、3年度合計9,750万円以下 |
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主な要件 |
・中小企業者等を中心とした2者以上の共同体を構成 |
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対象経費 |
人件費、機械装置・システム構築費、外注費・委託費、専門家謝金、旅費、材料費等 |
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申請期間 |
令和8年度公募:2026年2月16日〜4月17日17:00 |
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実施主体 |
中小企業庁(事務局:各採択事業者・地域事務局) |
過去の採択実績には、学習データの偏在を防ぐAIシステムの研究開発など情報処理分野の案件も含まれており、情報通信業の活用も十分可能な補助金です。
参考:中小企業庁 成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)

【DX・システム開発】自社の業務効率化・IT投資を支援する補助金
情報通信業では、業務効率化や生産性向上を目的としたDX・システム開発への投資が競争力強化の鍵となっています。
自社のITツールやAI導入を幅広く支援する制度を紹介します。
デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)

出典:独立行政法人 中小企業基盤整備機構 デジタル化・AI導入補助金2026
2026年度から名称が変更されたデジタル化・AI導入補助金は、中小企業・小規模事業者の労働生産性向上を目的に、AIを含むITツールの導入費用を支援します。
たとえば、以下のようなITツールの導入に対して補助が受けられます。
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・AI搭載の業務効率化ツール |
補助金の主な内容は以下の表の通りです。
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項目 |
内容 |
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補助率 |
1/2以内 |
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補助上限額 |
最大450万円 |
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主な要件 |
・中小企業・小規模事業者であること(資本金・従業員数は業種ごとに規定) |
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対象経費 |
ソフトウェア購入費、クラウド利用料、導入コンサルティング費、導入設定・マニュアル作成費、保守サポート費等 |
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申請期間 |
2026年3月30日より順次受付開始 |
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実施主体 |
独立行政法人中小企業基盤整備機構 |
2026年度からは生成AI活用システムも補助対象とされています。
自社が受託開発・提供するAI関連ツールではなく、あくまで自社の業務効率化に「AIツールを導入する側」として活用する制度である点に注意しましょう。
参考:独立行政法人 中小企業基盤整備機構 デジタル化・AI導入補助金2026

【設備投資・新事業】生産性向上・新事業展開を支える補助金
新たなサービス開発や設備導入による事業拡大を目指す情報通信業では、大規模な投資を後押しする補助金の活用が有効です。
ここで、新事業への挑戦や生産性向上を支援する制度を3つ紹介します。
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金は、従来の「ものづくり補助金」と「新事業進出補助金」を再編する形で2026年度に創設された新制度です。
革新的な新製品・サービスの開発や、新市場・海外市場への進出に係る設備投資を支援します。
たとえば、以下のような取り組みが対象になります。
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・自社開発の新サービス・プロダクトを市場投入するための設備投資 |
補助金の主な内容は以下の表の通りです。
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項目 |
内容 |
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補助率 |
・革新的新製品・サービス枠、新事業進出枠:中小企業1/2(一定要件を満たす場合2/3) |
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補助上限額 |
従業員規模・申請枠により変動、最大7,000万円 |
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主な要件 |
・革新的新製品・サービス枠、新事業進出枠、グローバル枠のいずれかに該当する事業であること |
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対象経費 |
機械装置・システム構築費等 |
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申請期間 |
第1回公募: |
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実施主体 |
独立行政法人中小企業基盤整備機構 |
情報通信業では、自社プロダクトの開発・市場投入や、既存の受託開発とは異なる新規事業への進出に活用できる制度です。
ただし、1事業者につき申請できるのは1申請枠のみで、単なる設備の入れ替えでは採択されにくい点に注意が必要です。
旧「中小企業新事業進出補助金」「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」とは異なる制度である点も押さえておきましょう。
参考:独立行政法人 中小企業基盤整備機構 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金



中小企業省力化投資補助金(一般型)
中小企業省力化投資補助金(一般型)は、深刻化する人手不足への対応として、IoT・ロボット・AI等を活用した省力化設備の導入を支援する制度です。
たとえば、以下のような省力化投資に対して補助が受けられます。
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・自社業務に合わせたオーダーメイドの自動化システム構築 |
補助金の主な内容は以下の表の通りです。
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項目 |
内容 |
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補助率 |
・中小企業:1/2 |
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補助上限額 |
従業員規模に応じて750万円〜8,000万円 |
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主な要件 |
・人手不足解消に資するオーダーメイド設備・システム構築であること |
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対象経費 |
機械装置費、システム構築費、設置工事費、初期設定費用等 |
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申請期間 |
第8回公募:2026年9月中旬受付開始予定 |
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実施主体 |
中小企業庁(事務局:中小企業省力化投資補助金事務局) |
カタログ掲載製品から選ぶ「カタログ注文型」とは異なり、一般型は自社の業務フローに合わせたオーダーメイド設備やシステム構築が対象となる点が特徴です。
参考:独立行政法人中小企業基盤整備機構 中小企業省力化投資補助金 一般型

小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、経営計画に基づく販路開拓や、それにあわせて行う業務効率化の取り組みを支援する制度です。
たとえば、以下のような取り組みに対して補助が受けられます。
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・自社サイトのリニューアル・SEO対策 |
補助金の主な内容は以下の表の通りです。
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項目 |
内容 |
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補助率 |
2/3 |
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補助上限額 |
通常50万円 |
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主な要件 |
・商業・サービス業は従業員5人以下、製造業その他は20人以下の小規模事業者であること |
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対象経費 |
機械装置等費、広報費、ウェブサイト関連費(単独申請は不可)、展示会等出展費、旅費、新商品開発費、借料、委託・外注費等 |
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申請期間 |
第20回公募:2026年11月5日〜12月15日17:00 |
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実施主体 |
全国商工会連合会(商工会地区)/日本商工会議所(商工会議所地区) |
情報通信業は「製造業その他」に区分されるため、主な対象になるのは20人以下の事業者です。他の補助金と比べて書類作成の負担も軽く、最初に検討しやすい制度といえるでしょう。
参考:中小企業庁・中小機構 小規模事業者持続化補助金(商工会議所地域の場合)
参考:中小企業庁・中小機構 小規模事業者持続化補助金(商工会地区の場合)

まとめ
情報通信業が活用できる補助金は、自社のフェーズによって適した制度が大きく異なります。
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・VC等との資金調達を進めながら新技術を研究開発するスタートアップ層……NEDO DTSU |
一方、自社のDXや設備投資に活用したい場合は以下が選択肢になります。
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・新サービスの市場投入・新規事業への進出……新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 |
いずれの制度も公募要領は年度ごとに更新されるため、申請を検討する際は必ず最新の公募要領を確認したうえで、自社の事業計画に合った制度を選ぶことをおすすめします。
自社に適した補助金をお探しの方は、ぜひStaywayにご相談ください。
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