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令和3年度補正予算・小規模持続化補助金の概要は?活用事例とあわせて解説

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コロナ禍で多くの小規模事業者は経営環境が悪化し、引き続き厳しい企業運営に直面していますが、こうした状況下、令和3年度補正予算における小規模持続化補助金が設定され、当該事業者への支援を実施しています。

今回は、上記補助金の概要について詳しく解説します。

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小規模持続化補助金とは

小規模持続化補助金は、小規模事業者が販路開拓や生産性向上に関する取り組みを行う際に必要となる諸経費の一部を支援するため、国(主管:経済産業省)が設けている制度です。

全国各地の商工会や商工会議所の支援を受けながら、当該企業が経営計画書や補助事業計画書を作成し、審査を経て採択されれば、所定の補助を受られるものです。

個人事業主や創業間もないスタートアップ、ベンチャーなどの小規模事業者が、それぞれの取り組みに対する支援を受けることが可能となります。

令和3年度補正予算からは「特別枠」が新設され、下記類型が新設となります。

類型 概要
通常枠 これまでと同様
特別枠 成長・分配強化枠 賃金引上枠 販路開拓の取り組みに加え、事業場内最低賃金が地域別最低
賃金より+30円以上である小規模事業者
※赤字事業者は、補助率 3/4に引上げるとともに加点を実施。
卒業枠 販路開拓の取り組みに加え、雇用を増やし小規模事業者の従業
員数を超えて事業規模を拡大する小規模事業者
新陳代謝枠 後継者支援枠 販路開拓の取り組みに加え、アトツギ甲子園においてファイナリ
ストに選ばれた小規模事業者
創業枠 産業競争力強化法に基づく「特定創業支援等事業の支援」を受
け、販路開拓に取り組む創業した小規模事業者
インボイス枠 免税事業者であった事業者が、新たにインボイス発行事業者とし
て登録し、販路開拓に取り組む小規模事業者

出典:地域を支える小規模事業者の皆様へ

全国:令和3年度補正予算 小規模事業者持続化補助金
※2022/12/19追記:11回目受付締切分のスケジュールを記載しました。 ※2022/10/05追記:10回目受付締切分のスケジュールを記載しました。 ※2022/09/21追記:9回目受付締切分は終了いたしました。10回目受付締切...

令和3年度補正予算における補助額と補助率

上記分類における、それぞれの補助上限額は次のとおりです。

  • 通常枠:50万円
  • 成長・分配強化枠:200万円
  • 新陳代謝枠:200万円
  • インボイス枠:100万円

補助率はいずれも2/3となります(成長・分配強化枠の一部の類型において、赤字事業者は3/4)。

令和3年度実施済の公募との比較

令和3年度実施済の公募と令和3年度補正予算における小規模持続化補助金を比較すると、下表のように整理できます。令和3年度補正予算においては、それぞれの類型ごとに補助上限額と補助率が設定されています。

通常枠 低感染リスク型
ビジネス枠
特別枠
成長・分配強化枠
新陳代謝枠
インボイス枠
賃金引上枠 卒業枠 後継者支援枠 創業枠
令和3年度 実施済 × × × × ×
令和3年度 補正予算 〇(継続) ×(廃止) 〇(新設) 〇(新設) 〇(新設) 〇(新設) 〇(新設)

令和3年度補正予算公募の内容

ここでは、令和3年度補正予算公募の内容について解説します。

令和3年度補正予算:小規模事業者持続化補助金(通常枠)

  • 補助上限額:50万円
  • 補助率:2/3
  • 要件:申請企業が策定した経営計画に基づき、商工会議所等の支援を受けながら実施する地道な販路開拓等(生産性向上)のための取組であること、または販路開拓の取り組みとあわせて行う業務効率化(生産性向上)のための取組であることが必要となります。

令和3年度補正予算:小規模事業者持続化補助金 (成長・分配強化枠)

  • 補助上限額:200万円
  • 補助率:2/3 赤字事業者が賃金引上げを行い、採択された場合は、補助率を3/4に引上げ。
  • 要件:賃金引上げや、雇用の増加による事業規模の拡大のための取組であることが必要です。

同枠内に、さらに賃金引上げ枠・卒業枠が設けられています。

補助上限額の考え方

補助対象経費300万円(税込330万円)を支出すれば2/3(200万円)が、同じく240万円(税込264万円)の支出の場合は160万円が補助されます。

補助対象経費360万円を支出した場合には2/3は240万円ですが、補助される金額は補助上限額である200万円となります。消費税は別途加算され、補助対象経費にはなりません。

令和3年度補正予算:小規模事業者持続化補助金 (新陳代謝枠)

  • 補助上限額:200万円
  • 補助率:2/3
  • 要件:後継ぎ候補者が実施する新たな取組や創業後間もない小規模事業者であることが必要です。

同枠内に、さらに後継者支援枠・創業枠が設けられています。

令和3年度補正予算:小規模事業者持続化補助金 (インボイス枠)

  • 補助上限額:100万円
  • 補助率:2/3
  • 要件:免税事業者からインボイス発行事業者に転換する場合の、環境変化への対応であることが必要です。

優先採択のための加点措置一覧

条件を満たす場合に加点され、優先採択をされる「加点措置」があります。
加点措置の内容は、次の通りです。

加点項目 概要
パワーアップ型加点 ●地域資源型
地域資源等を活用し、良いモノ・サービスを高く提供し、付加価値向上を図るため、地域外への販売や新規事業のたち上げを行う計画に加点
●地域コミュニティ型
地域の課題解決や暮らしの実需に応えるサービスを提供する小規模事業者による、地域内の需要喚起を目的とした取組等を行う計画に加点
赤字賃上げ加点 賃金引上げ枠に申請する事業者のうち、赤字である事業者に対して加点
東日本大震災加点 福島第一原子力発電所による被害を受けた水産加工業者等に対して加点
経営力向上計画加点 中小企業等経営強化法に基づく「経営力向上計画」の認定を受けている事業者に対して加点
電子申請加点 補助金申請システム(名称:J グランツ)を用いて電子申請を行った事業者に対して加点
事業承継加点 代表者の年齢が満60歳以上の事業者で、かつ、後継者候補が補助事業を中心になって行う場合に加点
過疎地域加点 過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に定める過疎地域に所在し、地域経済の持続的発展につながる取り組みを行う事業者に対して、加点

出典:持続化補助金 令和3年度補正予算の概要

活用事例

小規模持続化補助金の活用事例について、経済産業省(中小企業庁)が公開している事例を下記にいくつか挙げていきます。出典:経産省ミラサポplus

技術サービス業

建設現場等撮影用にドローンを購入し、建設新聞から顧客先リストを作成の上、計画的な訪問営業を実施。ドローンによる撮影事例紹介パンフレットを作成し、新聞広告やDMによるドローン空撮サービスのPRを行いました。

新聞や販促ツールを活用した訪問営業が建築撮影業者としての知名度を飛躍させ、建設業者だけでなく、同業他社や他業界からもドローン空撮の依頼が増え、販路拡大に繋がりました。

養鶏業

廃棄される親鳥を有効活用し、卵をいれた際の相性を追求した地域商品(京丹波鶏カレー)を開発。商品パッケージをデザインし、販路開拓のためチラシやポスターを作成、販売店に配布しました。

自社の直売所の目立つところに置いたところ、利用者の評判は上々で、販売員が確信を持って勧める商品に成長、まもなく道の駅やスーパー、生協との取引が決まりました。

カバン製造・小売業

カスタマイズバッグ製作(自分だけのカバン)をメインとしたホームページリニューアルを行いました。また、新商品を広く周知するためにイベント出展等にてワークショップを多く開催しました。

認知度アップ及び様々な消費者のニーズ把握の機会となり、新商品開発、新規顧客獲得に繋がりました。B to Bに対しても効果は絶大で、売上額も4月末で前年比207%アップを達成しました。

まとめ

令和3年度補正予算における小規模持続化補助金の概要と活用事例などについて解説しました。

まだコロナ禍による厳しい経営環境に直面する小規模事業者は、この支援策を有効に活用することで経営改善を図っていただきたいものです。

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